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GPSデータ解析システム TimelineAnalyser

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マクロの種類と機能

このシステムには次の5つのマクロが含まれています。作業の流れに沿って必要なマクロを実行します。

各マクロにはショートカットキーが設定されています。
 ウィンドウズでは[Ctrl]+[Shift]、マックでは[option]+[command]+[shift]
を押し下げた状態で上記マクロ名に続く括弧内の文字をタイプします。

マクロを実行するとまず、その処理内容が表示されます。その時点で処理をキャンセルできます。

作業の流れ

データ処理には4つのマクロを使います。元データのエクセルファイルから3つのファイルが作成されます。

補足:kmlファイルの使い方

kmlファイルは、TKシートでSheetProcessorを実行すると作成されます。
 kmlファイル作成後にGoogle Earth Proが自動で起動、その3D地図に色分けされた分割軌跡が表示されます。
 視点を自由に動かして軌跡を眺めることで、動物の動きと地形などとの関係の理解が深まります。

Google Earthの設定
メニューバーから「Google Earth Pro」を選択、ドロップダウンメニューから「設定」を選択、
「3Dビュー」タブを選択、「地形」で起伏の強調度を1に、「高品質な地形を使用」と「3D画像を使用」に ✔。
「ナビゲーション」タブを選択、「ナビゲーション」で「ズーム中の自動傾斜を無効に」に ✔。

サイドバーの利用
 地図画面の左にサイドバーがあります(表示されていない場合、地図画面左上の左端のアイコンをクリック)。
 サイドバーには上下に3区画、「検索」「場所」「レイヤ」があり、「場所」区画にファイル名が表示されています。
 「レイヤ」区画では「建物の3D表示」と「地形」のみオンにします。「検索」区画は折りたたんで構いません。
 ファイル名に続く各項目名の横には、山形記号(カレット)、チェックボックス、アイコンなどが並んでいます。
 カレットをクリックすると、フォルダを開閉できます。
 チェックボックスをオン・オフすると、該当項目の地図上の表示/非表示が切り替わります。
 「Initial」をダブルクリックすると、当初の視点に戻ります。
 「Overlay Charts」フォルダ内にはTSシートで作成した時間軸図が収められています。
 時間軸図は地図画面下部に表示されます。色帯図を挟んで上下に2枚必要な図を選択して表示できます。
 地図上の地点記号をクリックすると、地点番号と測位日時が吹き出しで表示されます。

タイムスタンプ機能の利用
 作成されるkmlファイルの地点記号と軌跡には日時が刻印(タイムスタンプ)されています。
 日時刻印があるkmlファイルでは、Google Earthの地図画面の右上に時間スライダーが表示されます。
 スライダーの左端には開始日時ボタン。右端には終了日時ボタンが位置しています。
 このうち、終了日時ボタンを左端にスライドさせてみてください。すると、全軌跡以外の表示がすべて消えます。
 白線の全軌跡以外の要素にはすべて日時が刻印されていて、スライダー指定期間以外は表示対象とならないためです。
 時間スライダーの開始/終了日時を調整することで、必要期間の軌跡のみを表示することが可能になります。

 アニメーションによる動物の動きの再現
 スライダーバー右上の道具(スパナ)アイコンをクリックすると、オプション設定画面が開きます。
 そこで終了日時を、例えば、開始日時の1〜数日後に設定してください。
 さらに、アニメーション速度を低速にし、繰り返し再生にチェックを付けて、OKをクリックします。
 次に、時間スライダーバーの上、中央よりやや左手にあるアニメーション用のオンオフボタンをクリックします。
 すると、全軌跡の上を指定期間の地点記号と軌跡が動き始めます。これで、動物の動きの概要がわかります。
 アニメーションの動きを遅くしたいときは+ボタンを、早くしたいときは−ボタンをクリックします。