コテングコウモリの雪中越冬を証明

ホッキョクグマ(メス)に次いで 哺乳類2例目。
Scientific Reports 8: 12047 (2018年8月13日発表)

  1. アメリカの総合科学誌 Science がEditor's Choiceで論文紹介  (電子版紙面)。
  2. National Geographicがビデオ記事で紹介。
    英語版(記事の一部不正確), 日本語版1(字幕は英語), 日本語版2(字幕も日本語)
  3. 朝日新聞が2018年9月6日付朝刊の科学欄、また朝日新聞デジタルで紹介。
  4. 森林総合研究所が「研究成果」として紹介。
  5. オオコウモリを中心に調査研究されている大沢夕志・啓子ご夫妻による日本語での論文解説
  6. 日没後体温を上げて飛び立つまで:サーモグラフィ画像によるスライドショー
  7. 論文発表までの経緯「スモール・スロー・サイエンス:…」:北方林業 2019 秋号.
  8. 著者らによる観察地点(札幌・岩見沢・美唄周辺):Sites of Authors' Observation (till 2017).kml (Google earth Pro で開きます)
  9. 著者以外による発見地点(全国):Sites of Collected Accounts.kml (Google earth Pro で開きます)
  10. The Ussurian tube-nosed bat hibernates in snowbanks. Bat Conservation International Dec. 21, 2021
  11. 2024年融雪期、BBCが雪から飛び去る姿を撮影:BBC-Asia-Bats

野生動物GPSデータ処理解析手法の開発

現在、注力している課題です。

  1. 信州大学と共同でシカやクマ、イノシシなどのGPSデータ解析を進めています。
  2. 日本・ブラジル研究チームに参加してナマケモノのGPSデータ解析を進めています。
開発した手法(すべて発表準備中)
  1. GAP法 — GAP Method
    • 外れ値を除外する方法
  2. データ点の突出度評価法 — Leap-Scoring Method
    • 角度短辺長法 Angle and Shorter Length Method
    • 中点重心乖離法 Middle-Point and Centroid Discrepancy Method
  3. 時空間密度法 — Time-Space-Density Method
    • 時空間密度に基づく軌跡分割手法
  4. 重心距離法 — Centroid-Distance Method
    • 重心距離図:期間内特定日時代表図(開始・中央・終了)、期間明示図
    • 最小重心距離図(単独・多重)
    • 多重最小重心距離に基づく移動滞在図
  5. 2起点距離法 — Dual-Anchor Method